映像・字幕翻訳の料金

字幕の​翻訳料金の​相場|​1分​あたりの​目安と​費用を​抑える​4つの​コツ【2026年版】

アルス・トランスレーションズ編集部 公開 2026.06.03 更新 2026.06.04 約9分で読めます

配信プラットフォームでの海外展開や映画祭への出品など、映像作品を海外の視聴者に届ける場面では、字幕や吹替の翻訳が欠かせません。
ただ、文章の翻訳のように1文字いくらでは費用が読みにくく、字幕翻訳の料金が何を基準に決まるのかが分かりにくいという声は少なくありません。

この記事では、字幕・吹替翻訳の料金がどう決まるのか、1分あたりの相場の目安、尺別の費用、料金を左右するポイント、依頼の前に確認したいことまでを、はじめて映像翻訳を依頼する方に向けて整理します。

先に結論

  • 字幕翻訳の料金は、文章の翻訳と違い1分あたりの単価 × 映像の尺で計算するのが基本。日本語→外国語の字幕でおおむね1分2,000〜4,500円が目安です。
  • 吹替は口の動き(リップシンク)に合わせて訳し込むため工程が多く、字幕より単価・最低料金とも高くなる傾向があります。
  • アルスでは字幕翻訳を1分2,500円〜(日→英・税抜・目安)、吹替を1分3,800円〜(同)で対応。最低料金は字幕9,000円・吹替18,000円(税抜・目安)です。
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映像・​字幕翻訳の​料金は​どう​決まる?

映像・字幕翻訳の料金は、文字数で測る文章の翻訳とは決まり方が異なります。
字幕や吹替は、完成した訳文の分量が映像の尺や台詞量によって変わるため、多くの翻訳会社が映像の長さ(分数)を基準にした分単価で計算します。

料金の計算方法は、業界で次の3通りが混在しています。

  1. 分単価制(1分あたり◯円)

    映像の尺で計算する方式。
    字幕の文字数が予測しにくい場合に多く使われます。

  2. 字幕の枚数あたり

    画面に出る字幕(ハコ)1枚ごとに単価を設ける方式。
    スポッティング済みの素材があるときに使われます。

  3. 原語の文字数・ワード数あたり

    スクリプト(台本)の文字量で計算する方式。
    台本がそろっている場合に用いられます。

字幕翻訳と​吹替翻訳の​違い

同じ映像でも、字幕にするか吹替にするかで料金は変わります。
字幕は1秒あたりに表示できる文字数の制限や、画面の情報との重なりを考えて短く訳す必要があります。

吹替は口の動き(リップシンク)や台詞の長さ・リズム、感情の流れに合わせて訳し込むため工程が多く、単価・最低料金とも字幕より高めに設定されることが一般的です。

ここがポイント!

字幕翻訳の料金は分単価 × 尺で見積もるのが基本。
同じ映像でも、字幕か吹替か、翻訳の方向(日本語→外国語か、外国語→日本語か)によって単価が変わります。

字幕・​吹替翻訳の​料金相場【一覧​表】

字幕翻訳の分単価は、言語の組み合わせ・作品のジャンル・専門性・納期によって幅があります。
一般的な目安としては、おおよそ次の水準です。

字幕・吹替翻訳の料金相場(1分あたり・税抜の目安)
翻訳タイプ日本語 → 外国語外国語 → 日本語
字幕翻訳約2,000〜4,500円/分約2,500〜5,000円/分
吹替翻訳約3,500〜7,500円/分約3,500〜7,500円/分

※映像翻訳の分単価としての一般的な目安で、計算方法(分単価/字幕の枚数/文字数)や専門用語の多さ・納期・スクリプトの状態で変わります。上表は各社の料金表と日本翻訳連盟(JTF)翻訳料金の目安を参考に編集部が整理しました(2026年時点/実際の費用は各社の見積もりで確認を)。

字幕の枚数や原語の文字数で計算する会社では、料金は字幕1枚あたり◯円原語1文字(1ワード)あたり◯円といった形で提示されます。
この場合、同じ映像でも台詞量が多いほど枚数・文字数が増えるため、金額も大きくなります。

注意

相場には希少な言語ペアや専門性の高い作品も含まれるため、幅が広く見えます。
具体的な条件(言語ペア・尺・ジャンル)を指定すると、より詳細な見積もりが取れるでしょう。

尺別の​料金目安と​最低料金

分単価がわかると、映像の尺からおおよその費用を見積もれます。
相場の中で中間的な目安として、字幕翻訳を1分あたり3,000円(日本語→外国語)で試算すると、尺ごとの費用はおおよそ次のようになります。

尺別の料金目安(字幕翻訳・1分3,000円で試算した一例)
映像の尺内容の例料金の目安
5分短編映像・PV約15,000円
30分ドラマ1話相当約90,000円
60分ドキュメンタリーなど約180,000円
90分長編映画相当約270,000円

※1分3,000円(相場の中間的な目安)× 尺で算出した目安です。実際は単価・台詞量・言語ペアによって変わります。

このとき注意したいのが最低料金(ミニマムチャージ)です。
多くの翻訳会社では最低料金が設定されており、数分の短い映像で尺に単価を掛けた額が最低料金を下回る場合は、最低料金が請求されます。

短いPVや予告編を依頼するときは、分単価だけでなく最低料金もあわせて確認しておくと安心です。

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料金を​左右する​5つの​ポイント

同じ尺の映像でも、条件によって料金は上下します。
見積もりを読むときは、次の5点を押さえておくと金額の理由が分かります。

  1. 翻訳の方向と言語ペア

    日本語→外国語か、外国語→日本語かで単価が変わります。
    英語以外や、対応できる翻訳者が少ない言語ほど高くなる傾向があります。

  2. 映像の尺と台詞量

    同じ尺でも台詞の多い作品は訳す分量が増えます。
    分単価でも、台詞の密度によって実際の工数は変わります。

  3. 字幕か吹替か

    吹替はリップシンクや台詞の尺合わせがあり、字幕より工程が多くなります。
    そのぶん単価・最低料金とも高めです。

  4. ジャンルと専門性

    医療・法廷・歴史もの・SFなど専門用語や固有名詞が多い作品、歌や詩が挿入される作品は、調査と作り込みが増えます。

  5. 納期とスクリプトの状態

    短納期は割増になることがあります。
    書き起こしやスポッティングが済んだスクリプトがあると、前工程を挟まず翻訳に進めます。

依頼の​前に​確認したい​こと

映像翻訳は、文章の翻訳より工程が分かれています。
見積もりを比べる前に、次の点を確認しておくと条件をそろえて検討できます。

  • スクリプト(台本)が用意できるか:字幕・吹替翻訳は、書き起こし・スポッティング(タイムコードの割り付け)・ハコ切り(字幕単位の分割)が済んだスクリプトや原語テキストを前提とする会社が多いです。これらは翻訳とは別の工程です。
  • 翻訳と字幕制作は別の作業:字幕ファイル(SRTなど)の作成、字幕の映像への焼き込み、映像編集は翻訳とは異なります。翻訳会社が担うのは原語から訳文を作る部分で、字幕制作・映像編集は字幕制作会社や映像制作会社が担当することが多いです。
  • 用途と公開範囲:配信・劇場・社内向け・映画祭応募など、用途によって求められる仕様(文字数制限・表記ルール)が変わります。
  • 修正対応の条件:修正の回数・期間・無料の範囲は会社ごとに異なります。発注前に範囲を確認しておくと、あとで想定外の費用を防げます。
注意

字幕翻訳の見積もりを比べるときは、翻訳だけの料金か字幕ファイルの作成や焼き込みまで含むかを必ず確認しましょう。
対応範囲が違うと、同じ条件で金額を比べられません。

字幕翻訳の​費用を​抑える​4つの​コツ

品質を保ちながら費用の見通しを立てるには、次のような進め方が役立ちます。

  1. スクリプトを整えて渡す

    書き起こし・スポッティングが済んだスクリプトを用意すると、前工程の手間が減り、翻訳に直接進めます。

  2. 複数言語はまとめて発注する

    同じ映像を複数の言語へ訳す場合、まとめて発注すると単価の割引が用意されている会社があります。

  3. 必要な言語・媒体を絞る

    公開する媒体や言語を先に決めておくと、不要な作業を避けられます。

  4. 納期に余裕を持つ

    短納期の割増を避けられます。
    公開日から逆算して早めに相談すると安心です。

ここがポイント!

前工程(書き起こし・スポッティング)を依頼側で整えておくと、翻訳に必要な範囲がはっきりし、費用の見通しが立てやすくなります。

映像・​字幕翻訳なら​アルス・​トランスレーションズ

アルス・トランスレーションズは、映像・字幕翻訳をはじめとする芸術・エンターテインメント分野を専門とする翻訳会社です。
劇場映画・ドラマ・配信作品・ドキュメンタリー、企業のプロモーション映像や短編・自主制作まで、作品の語り口や場面の流れを字幕・吹替それぞれの制約に合わせて訳します。

参考:アルスの​料金例

アルスの字幕・吹替翻訳は1分あたりの分単価で計算します(いずれも税抜・目安。
スクリプトの提供を前提とします)。

アルスの字幕・吹替翻訳の単価(1分あたり・税抜・目安)
翻訳タイプ翻訳の方向英語その他の言語
字幕翻訳日本語 → 外国語2,500円/分2,800円/分
外国語 → 日本語2,800円/分3,300円/分
吹替翻訳日本語 → 外国語3,800円/分4,200円/分
外国語 → 日本語3,800円/分4,200円/分

※最低料金は字幕翻訳9,000円・吹替翻訳18,000円(税抜・目安)。字幕は3分以下で最低料金が適用されます。その他の言語はフランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・中国語・韓国語・ポルトガル語が対象です。

尺別では、字幕翻訳(日本語→英語)の料金例は次のとおりです。

アルスの字幕翻訳の料金例(日本語→英語・税抜・目安)
内容料金目安
短編映像・PV5分12,500円
30分作品30分75,000円
60分作品60分150,000円
90分作品90分225,000円

※実際の料金は総尺・台詞量・言語ペアで変わります。吹替翻訳は最低料金18,000円(短編5分で25,000円が目安)。作品紹介文・プレスキットなど映像の関連文書は基本単価(10円/文字)で対応します。

アルスの映像・字幕翻訳には、次のような特徴があります。

  • 二段階の品質管理:各言語の翻訳者が訳文を作成し、経験豊富な統括チームが作品全体の観点から確認します。必要に応じて訳文を英語へ訳し戻し、伝えるべき内容や語り口が保たれているかを確かめます。
  • 修正対応が1年・無制限・訳文の20%まで無料:納品から1年間、訳文全体の20%までであれば回数の制限なく無料で修正します。
  • 見積もり・相談が無料:お見積もり・ご相談・発注前後の打ち合わせ(オンライン/対面)はすべて無料です。
  • 複数言語の同時発注で15%オフ:同じ映像を複数の言語へ翻訳する場合、単価から15%引きになります。

料金の詳細は料金ページ、対応できる作品の範囲は映像・字幕翻訳の対応分野からご確認いただけます。
依頼前に仕上がりを確かめたい場合は、訳文と訳者解説を無料で届けるサンプル翻訳もご利用いただけます。

制作の​現場から

字幕でいちばん悩むのは、限られた文字数で何を残し、何を削るかです。
1秒あたりに表示できる文字数には上限があるため、原語の情報をすべて入れると読み切れません。

そこで、話の筋に関わる部分を優先し、説明的な言い回しは思い切って削ります。
話者の台詞が重なる場面や、画面にもともと文字がある場面では、どこを字幕にするかの取捨も必要です。

吹替では口の動きに合わせて台詞の長さを整え、訳し終えた後は映像に合わせて見直します。

こうした映像・字幕翻訳ならではの難しさがあるからこそ、アルスでは翻訳者と統括チームが連携し、翻訳の品質を保つことで、作品の魅力を伝えています。

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この記事の要点

  • 字幕翻訳の料金は1分あたりの単価 × 映像の尺で計算するのが基本。料金方式は分単価・字幕の枚数・文字数の3通りが混在します。
  • 相場の目安は、字幕翻訳で1分あたり約2,000〜5,000円、吹替翻訳で約3,500〜7,500円(翻訳の方向で幅あり)。
  • 料金は翻訳の方向・尺・台詞量・字幕か吹替か・ジャンル・納期で変わります。
  • 書き起こし・スポッティング・字幕ファイル作成・焼き込みは翻訳とは別の工程。見積もりは対応範囲をそろえて比べましょう。

アルスでは字幕翻訳を1分2,500円〜(日→英・税抜・目安)で対応し、見積もり・相談は無料です。
映像の尺と言語が決まったら、まずはお気軽にご相談ください。

監修
佐藤(統括チーム・編集部)
英語・フランス語翻訳の分野で10年以上の経験

エンターテインメント分野の翻訳を統括。
特にアニメ・漫画分野の翻訳が専門。
日本の作品の魅力を世界中のファンに届けています。

監修体制(統括チームの二段階品質管理)について »

よく​ある​質問

Q字幕翻訳の料金はどうやって決まりますか?
字幕や吹替は、完成した訳文の分量が映像の尺や台詞量によって変わるため、多くの翻訳会社が映像の長さ(分数)を基準にした1分あたりの単価で計算します。ほかに、字幕の枚数あたり、原語スクリプトの文字数・ワード数あたりで計算する方式もあります。
Q字幕翻訳と吹替翻訳で料金は違いますか?
一般に吹替のほうが高くなります。吹替は口の動き(リップシンク)や台詞の長さ・リズムに合わせて訳し込むため字幕より工程が多く、1分あたりの単価も最低料金も字幕より高めに設定されることが多いためです。
Qスクリプト(台本)がなくても字幕翻訳を依頼できますか?
書き起こし・スポッティング(タイムコードの割り付け)・ハコ切り(字幕単位の分割)が済んだスクリプトや原語テキストを前提とする翻訳会社が多いです。これらは翻訳とは別の工程のため、台本がない場合は字幕制作会社などで前工程を整えてから翻訳に進む流れが一般的です。
Q字幕翻訳に最低料金はありますか?
多くの翻訳会社で最低料金が設定されており、数分の短い映像は尺に単価を掛けた額より最低料金が優先されます。アルスでは字幕翻訳の最低料金が9,000円、吹替翻訳が18,000円(いずれも税抜・目安)です。
Q字幕ファイル(SRT)の作成や映像への焼き込みも頼めますか?
翻訳と、字幕ファイルの作成・映像への焼き込み・映像編集は別の作業です。翻訳会社が担うのは原語から訳文を作る部分で、字幕制作や映像編集は字幕制作会社・映像制作会社が担当することが多いです。アルスでは翻訳が対応範囲で、必要に応じて字幕制作会社を紹介できる場合があります。
Q字幕翻訳の費用を抑える方法はありますか?
書き起こしやスポッティングが済んだスクリプトを用意して渡す、同じ映像を複数言語へ訳すときはまとめて発注する、必要な言語や媒体を絞る、納期に余裕を持つ、といった進め方で費用の見通しが立てやすくなります。
Q字幕翻訳の納期はどれくらいかかりますか?
映像の尺と台詞量によって変わります。短い映像は数営業日が目安です。アルスでは字幕翻訳で10分以下なら3〜5営業日、10分を超える場合は5営業日以上を目安としています(いずれも目安で、確定納期は見積もり時に案内)。吹替はリップシンク調整を含むため字幕より長めになることがあります。

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