料金・相場ガイド

歌詞の​翻訳料金の​相場|​対訳と​歌唱用訳詞の​違い・​1曲あたりの​目安【2026年版】

アルス・トランスレーションズ編集部 公開 2026.06.01 更新 2026.06.04 約7分で読めます

自社の楽曲を海外のリスナーへ届けたい、海外の楽曲を日本語で紹介したい。
アーティストやレーベル、音楽出版社の方がそう考えたとき、まず気になるのが歌詞の翻訳はいくらかかるのかではないでしょうか。
歌詞の翻訳は、ふつうの文章翻訳とは少し違い、読むための訳か歌うための訳かで料金体系そのものが変わります。

この記事では、歌詞翻訳の料金相場と1曲あたりの目安、対訳と歌唱用訳詞の違い、英語以外の言語の料金、費用が変わるポイント、著作権の注意点、依頼の流れまでを解説します。

先に結論

  • 歌詞翻訳は対訳(読む訳)歌唱用訳詞(歌う訳)で料金体系が分かれる。
  • 対訳は文字単価8〜20円が目安、歌唱用訳詞は作詞に近く1曲数万円〜が一般的。
  • アルスの場合は対訳が1文字10円(最低9,000円)歌唱用訳詞が1文字30円(最低25,000円)が基準(日本語→英語・税抜)。
歌詞の分量で無料見積もりを依頼する »

歌詞翻訳の​料金は​翻訳の​種類 × 分量で​決まる

歌詞の翻訳料金は、ひとことで言うとどんな種類の訳にするか × 分量で決まります。
歌詞には大きく分けて対訳(読むための訳)歌唱用訳詞(歌うための訳)の2種類があり、作業の手間がまったく違うため、料金体系も分かれます。

さらに、どの言語へ訳すか(言語ペア)、楽曲の長さ(文字数)、韻や言葉遊びの多さといった条件が加わって、最終的な金額が決まります。
まずは2種類の違いを押さえるのが、相場を理解する近道です。

対訳と​歌唱用訳詞の​違い​【ここが​いちばん​大事】

歌詞翻訳でいちばん料金を左右するのが、この2種類のどちらを選ぶかです。

対訳​(読むための​訳)

歌詞カードや配信プラットフォームの対訳、SNSでの紹介など、意味を読んで理解するための訳です。
原詞の意味・情景・込められた想いを、自然な文章として別の言語で表現します。

一般的な文章翻訳に近く、料金も文字単価ベースが基本です。

歌唱用訳詞​(歌う​ための​訳)

海外カバー版やライブ歌唱、ミュージカルの上演など、メロディに乗せて実際に歌うための訳です。
意味を伝えるだけでなく、音節数・アクセント・歌い出しのタイミングまで原曲に合わせ込む必要があり、作詞に近い専門作業になります。

そのぶん料金は対訳より高く、別の単価が設定されるのが一般的です。

ここがポイント!

歌詞の意味を読者に伝えたいなら対訳、その言語で歌ってもらいたいなら歌唱用訳詞
用途が決まると、必要な訳の種類と料金の目安が分かります。

歌詞翻訳の​料金相場【1曲あたりの​目安】

料金は依頼先や楽曲で幅がありますが、市場全体での一般的な目安は次のとおりです。

表1:歌詞翻訳の一般的な料金相場(市場の目安)
翻訳の種類料金方式・目安備考
対訳(読む訳)文字単価 8〜20円
/ 1曲 数千〜2万円程度
一般的な文章翻訳に準じる
歌唱用訳詞(歌う訳)1曲 数万円〜作詞に近く別の単価

※市場全体の一般的な目安であり、特定の会社の料金ではありません。文字単価の水準は日本翻訳連盟(JTF)翻訳料金の目安等を参考に、歌唱用訳詞の水準は業界の一般的な慣行をもとに編集部が整理しました(2026年6月時点)。

対訳は1曲あたりの文字数が比較的少ないため、多くの依頼先で最低料金が設定されています。
歌唱用訳詞は楽曲ごとに作業量が大きく変わるため、見積もりベースになるのが一般的です。

ここがポイント!

アルスの場合、対訳は日本語→英語が1文字10円(税抜)・最低料金9,000円
歌唱用訳詞は日本語→英語が1文字30円(税抜)・最低料金25,000円が基準です。

標準的な歌詞1曲(約1,000字)なら、対訳で10,000円・歌唱用訳詞で30,000円が目安になります。

英語以外​(欧州言語・​中国語・​韓国語)の​料金

歌詞翻訳というと日英・英日をイメージしがちですが、欧州言語やアジア言語への訳詞ニーズも増えています。
料金は言語ペアで変わり、一般的には対応できる翻訳者が少ない言語ほど単価が上がりやすく、欧州言語は英語より高めになる傾向があります。

下の表は、対訳(読む訳)の一般相場の目安です(日本語→外国語・1文字あたり)。

表2:対訳の言語別・一般相場の目安(1文字あたり・税抜)
言語一般相場の目安
英語約8〜16円
中国語・韓国語約10〜12円
フランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・ポルトガル語おおむね10〜18円(英語より高め)

※一般相場は各社が公開する翻訳料金相場をもとにした目安です。歌唱用訳詞(歌う訳)は対訳より高く、言語ペアでさらに変わります。

歌詞翻訳の​料金が​変わる​5つの​ポイント

同じ1曲でも、見積もりは楽曲ごとに変わります。
料金に影響する主な条件を5つに整理しました。

  1. 翻訳の種類(対訳/歌唱用訳詞)

    歌って成立させる歌唱用訳詞は、音節やリズムまで合わせ込むため対訳より手間がかかり、料金も高くなります。

  2. 言語ペア

    英語のように訳者が多い言語は比較的安く、希少な言語ほど高くなる傾向。
    外国語→日本語か日本語→外国語かでも単価が変わります。

  3. 楽曲の分量

    歌詞の文字数が基準。
    曲数が多いほど総額は上がりますが、複数曲をまとめて依頼すると割引が適用される場合もあります。

  4. 韻・言葉遊びの難易度

    韻、掛け言葉、固有名詞やスラングの多い歌詞は、同じ印象を別の言語で再現するのに手間がかかります。

  5. 参考音源・納期

    歌唱用訳詞では参考音源やキー情報があると精度が上がります。
    短納期は特急料金がかかることがあります。

歌詞は著作物です。
既存の楽曲の歌詞を翻訳して公開・配信・商用利用する場合は、原則として著作権者(作詞者や音楽出版社など)の許諾が必要になります。

翻訳そのものは技術的に可能でも、どこで・どう使うかによって権利処理が必要になる点は、依頼前に押さえておきたいところです。

注意

私的な利用の範囲を超えて公開・販売・上演する予定がある場合は、権利関係の確認をおすすめします。
アルスでは翻訳の可否や進め方について、用途をうかがったうえでご案内します(権利処理の代行は行っていません)。

歌詞翻訳を​依頼する​ときの​流れ

実際の依頼は、おおむね次の5ステップで進みます。

  1. お見積もり・ご相談

    歌詞(または楽曲情報)と、対訳/歌唱用訳詞の別・希望言語・用途を伝えて見積もりを依頼します。

  2. 内容・料金・納期に合意して発注

    提示された見積もりと納期に納得したうえで正式に発注します。

  3. 翻訳・訳詞

    翻訳者が歌詞を訳します。
    歌唱用訳詞では参考音源などをもとに、歌える形に整えます。

  4. 納品・修正対応

    指定の形式で納品されます。
    納品後の修正対応の範囲・期間・回数は会社によって異なります。

  5. お支払い

    お支払いは翻訳会社によって、前払い・納品後の支払いなどのケースがあります。

歌詞・​音楽の​翻訳なら​アルス・​トランスレーションズ

アルスは、歌詞をはじめ芸術・エンターテインメント分野に特化した翻訳会社です。
「作品には、作品のための翻訳を。」を掲げ、歌詞の世界観や言葉の響きまで大切にした翻訳を行っています。

参考:アルスの​料金例

アルスでは、歌詞の対訳(読む訳)は基本単価、歌唱用訳詞(歌う訳)は専用の単価で対応します。
標準的な歌詞1曲(約1,000字)なら、対訳で10,000円・歌唱用訳詞で30,000円が目安です。

下表は対訳(基本単価)の言語別です。

対訳の言語別・基準単価(アルスの場合・税抜・目安)
言語日本語→外国語
(1文字あたり)
外国語→日本語
(ワード/文字あたり)
英語10円/文字15円/ワード
フランス語・スペイン語
イタリア語・ポルトガル語
11円/文字16円/ワード
ドイツ語11円/文字22円/ワード
中国語(簡体字・繁体字)
韓国語
11円/文字9円/文字

※対訳の最低料金は9,000円、歌唱用訳詞は1文字30円〜(英語/最低25,000円・いずれも税抜・目安)が基準で、言語ペアにより変わります。中国語は簡体字・繁体字とも同一単価、同じ原曲を複数言語へ訳す場合は単価から15%オフです。

アルスの​特徴

  • 対訳・歌唱用訳詞の両方に対応……読むための対訳から、実際に歌える歌唱用訳詞まで、用途に合わせて訳し分けます。
  • 歌詞まわりの文書もまとめて……ライナーノーツやアーティストプロフィールなど、関連文書もあわせて対応できます。
  • 無料のサンプル翻訳……歌詞の一部を無料で試訳し、品質を確かめてからご判断いただけます。
  • 幅広いジャンル……J-POPからアニメ主題歌、オペラ、舞台音楽まで、ジャンルや用途を問わず対応します。

料金の詳細は料金ページ、対応範囲は音楽・歌詞翻訳のページ、仕上がりを試すなら無料サンプル翻訳をご覧ください。

制作の​現場から

歌詞でいちばん最初に伺うのは、読むための対訳にするか、歌うための歌唱用訳詞にするかです。
同じ曲でも、求めるものが違えば訳の正解が変わるからです。

歌唱用訳詞では、意味をどこまでゆずって音節やアクセント、歌い出しのタイミングを原曲に合わせるかが毎回の判断になります。
意味を優先しすぎると歌えず、音を優先しすぎると言葉が軽くなります。
その境目を、参考音源を聴きながら一行ずつ探していきます。

こうした歌詞翻訳ならではの難しさがあるからこそ、アルスでは翻訳者と統括チームが連携し、翻訳の品質を保つことで、作品の魅力を伝えています。

まとめ

この記事の要点

  • 歌詞翻訳は対訳(読む訳)と歌唱用訳詞(歌う訳)で料金体系が分かれる
  • 対訳は文字単価ベース、歌唱用訳詞は作詞に近く別の単価になるのが一般的
  • 料金は翻訳の種類・言語ペア・分量・難易度・用途で変わる
  • 公開・商用利用には歌詞の著作権(許諾)の確認が必要なことがある

正確な料金を知るいちばんの近道は、歌詞と用途を添えて見積もりを取ること。
アルスでは見積もりも、品質を確かめるサンプル翻訳も無料です。

監修
佐藤(統括チーム・編集部)
英語・フランス語翻訳の分野で10年以上の経験

エンターテインメント分野の翻訳を統括。
特にアニメ・漫画分野の翻訳が専門。
日本の作品の魅力を世界中のファンに届けています。

監修体制(統括チームの二段階品質管理)について »

よく​ある​質問

Q歌詞1曲の翻訳料金はいくらくらいですか?
翻訳の種類と分量で変わります。対訳(読む訳)は文字単価8〜20円ほどで1曲あたり数千〜2万円程度、歌唱用訳詞(歌う訳)は作詞に近く1曲数万円〜が目安です。アルスは対訳が1文字10円(最低9,000円)、歌唱用訳詞が1文字30円(最低25,000円)が基準です(日本語→英語・税抜)。
Q対訳と歌唱用訳詞はどう違いますか?
対訳は歌詞カードや配信の対訳など『読んで意味を理解するための訳』です。歌唱用訳詞はメロディに乗せて『実際に歌うための訳』で、音節数やアクセントまで合わせ込むため作詞に近く、料金も高めになります。
Q翻訳した歌詞を公開・配信してもいいですか?
歌詞は著作物です。既存曲の歌詞を翻訳して公開・配信・商用利用する場合は、原則として著作権者(作詞者や音楽出版社など)の許諾が必要です。用途に応じて権利関係をご確認ください。
Q英語以外の言語にも対応していますか?
はい。フランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語・ポルトガル語などに対応しています。料金は言語ペアによって変わります。
Q参考音源がなくても歌唱用訳詞は頼めますか?
可能です。ただし参考音源やキーの情報があると、歌いやすさの精度が上がります。楽曲ごとに作業量が変わるため、正確な料金は見積もり時にご案内します。
Q納品前に品質を確認できますか?
歌詞の一部を無料で試訳するサンプル翻訳をご利用いただけます。文体や訳の方向性を確認してから本発注に進めます。