アニメ翻訳の料金

アニメの​翻訳料金の​相場|​字幕・​吹替の​目安と​費用を​抑える​4つの​コツ【2026年版】

アルス・トランスレーションズ編集部 公開 2026.06.04 更新 2026.06.04 約9分で読めます

日本のアニメは、いまや世界中の配信プラットフォームで楽しまれています。
海外のファンへ作品を届けるとき、欠かせないのが字幕や吹替の翻訳ですが、いくらかかるのか・どのように料金が決まるのかは分かりにくいのではないでしょうか。
文章の翻訳のように1文字いくらとはいかないのが、映像翻訳の難しいところです。

この記事では、アニメ翻訳の料金がどう決まるのか、字幕・吹替の1分あたりの相場、1話・1クール・劇場版といった尺別の費用、字幕と吹替の選び方、依頼の前に確認したいことまでを順番に整理します。

先に結論

  • アニメの字幕・吹替翻訳は、1分あたりの単価 × 映像の尺で計算するのが基本。日本語→外国語の字幕で、おおむね1分2,000〜4,500円が目安です。
  • 吹替はキャラクターの口の動き(リップシンク)に合わせて訳すぶん工程が多く、字幕より単価・最低料金とも高くなる傾向があります。
  • アルスでは、アニメの字幕翻訳を1分2,500円〜(日→英・税抜・目安)、吹替を1分3,800円〜(同)で対応。1話(約24分)の字幕なら60,000円前後が目安です。
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アニメ翻訳の​料金は​どう​決まる?

アニメの翻訳料金は、文章の翻訳とは決まり方が少し違います。
字幕や吹替は、訳した言葉の量が映像の尺や台詞の多さによって変わるため、多くの翻訳会社は映像の長さ(分数)をもとにした分単価で計算します。

1分あたりの単価に映像の尺をかけて総額を見積もる、というイメージです。

そのうえで、アニメには文章翻訳にはない要素が加わります。
たとえば、字幕は画面に表示できる文字数に限りがあるため短く訳す必要があり、吹替はキャラクターの口の動きに合わせて台詞の長さを整えます。

こうした手間の違いが、料金に反映されていきます。

関連文書は​文字単価で​計算するのが​一般的

同じアニメ案件でも、パンフレット・公式サイト・設定資料といった文章は、映像とは分けて文字数(文字単価)で計算するのが一般的です。

ここがポイント!

アニメ翻訳の料金は分単価 × 尺が基本。
同じ作品でも、字幕か吹替か、訳す方向(日本語→外国語か、外国語→日本語か)によって単価が変わります。

字幕・​吹替翻訳の​料金相場【1分​あたりの​目安】

まずは一般的な相場からご紹介します。
アニメの字幕・吹替の分単価は、言語の組み合わせや作品のジャンル、専門性、納期によって幅がありますが、おおよそ次の水準が目安です。

字幕・吹替翻訳の料金相場(1分あたり・税抜の目安)
翻訳タイプ日本語 → 外国語外国語 → 日本語
字幕翻訳約2,000〜4,500円/分約2,500〜5,000円/分
吹替翻訳約3,500〜7,500円/分約3,500〜7,500円/分

※映像翻訳の分単価としての一般的な目安です。一般的な翻訳料金の水準は日本翻訳連盟(JTF)翻訳料金の目安が公開していますが、映像は尺をもとにした分単価で計算されることが多く、上表は各社の料金表を参考に編集部が整理しました(2026年時点)。実際の費用は各社の見積もりでご確認ください。

なお、会社によっては字幕の枚数(画面に出る字幕1枚ごと)や、原語スクリプトの文字数で計算するところもあります。
その場合は字幕1枚あたり◯円原語1文字あたり◯円という形になり、台詞が多い作品ほど枚数・文字数が増えて金額も上がります。

注意

相場には希少な言語ペアや専門性の高い作品も含まれるため、幅が広く見えます。
具体的な条件(言語ペア・尺・ジャンル)を指定すると、より詳細な見積もりが取れるでしょう。

尺別の​料金目安

分単価が分かると、アニメは尺の単位がイメージしやすいぶん、費用の目安も出しやすくなります。
ここでは相場の中で標準的な目安として、字幕翻訳を1分あたり3,000円(日本語→外国語)で試算してみました。

尺別の料金目安(字幕翻訳・1分3,000円で試算した一例)
尺の目安内容の例料金の目安
約5分短編アニメ・PV・予告約15,000円
約24分テレビアニメ1話分約72,000円
約100分1クール相当(全12〜13話)約300,000円
約290分劇場版相当約870,000円

※1分3,000円(相場の中間的な目安)× 尺で算出した目安です。実際は単価・台詞量・言語ペアによって変わります。

ここで気をつけたいのが最低料金(ミニマムチャージ)です。
多くの翻訳会社では最低料金が設定されているため、数分の短い映像では、尺に単価を掛けた額より最低料金のほうが優先されることがあります。

短いPVや予告編を依頼するときは、分単価とあわせて最低料金も確認しておくと安心です。

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字幕と​吹替、​アニメでは​どちらを​選ぶ?

アニメを海外へ届けるとき、字幕にするか吹替にするかで迷う方は少なくありません。
料金にも関わる選択なので、それぞれの向き・不向きを整理しておきましょう。

字幕が​向いている​ケース

声優の演技や原語の響きをそのまま残したい場合は、字幕が選ばれることが多いです。
配信プラットフォームでの海外展開や、原語の声を大切にするファン層に向けた作品によく合い、吹替に比べて費用・納期を抑えやすいのも特徴です。

一方で、画面の文字を読みながら観るため、低年齢層には少しハードルがあります。

吹替が​向いている​ケース

子ども向け作品や、テレビ放送・ながら観を想定する場合は、吹替が向いています。
母国語の音声で観られるぶん没入しやすい反面、声優の収録に合わせて口の動き(リップシンク)や台詞の長さを整える必要があり、翻訳の工程が増えます。

そのため、料金は字幕より高め、納期も長めになる傾向があります。

ここがポイント!

配信中心で原語の声を残すなら字幕、テレビ放送や低年齢層向けなら吹替が一つの目安です。
海外展開では、まず字幕で配信し、反応を見てから吹替を追加するという進め方もよく選ばれます。

アニメ翻訳の​料金を​左右する​5つの​ポイント

同じ尺のアニメでも、条件によって見積もりは変わります。
金額の理由を読み解くために、次の5点を押さえておくとよいでしょう。

  1. 翻訳の方向と言語ペア

    日本語→外国語か、外国語→日本語かで単価が変わります。
    英語以外や、対応できる翻訳者が少ない言語ほど高くなる傾向があります。

  2. 尺と話数

    1話だけか1クールまとめてか、また同じ尺でも台詞の多い作品は訳す量が増えます。
    分単価でも、台詞の密度によって実際の工数は変わります。

  3. 字幕か吹替か

    吹替はリップシンクや台詞の尺合わせがあり、字幕より工程が多くなります。
    そのぶん単価・最低料金とも高めです。

  4. 作品の世界観と専門性

    独自の固有名詞や技名、造語が多い作品は、用語をそろえて世界観を保つために調査と作り込みが増えます。
    シリーズものでは用語集があると進めやすくなります。

  5. 納期とスクリプトの状態

    短納期は割増になることがあります。
    書き起こしやスポッティングが済んだスクリプトがあると、前工程を挟まず翻訳に進めます。

依頼の​前に​確認して​おきたい​こと

アニメの翻訳は、文章の翻訳より工程が分かれています。
見積もりを比べる前に、次の点を確認しておくと条件をそろえて検討できます。

  • スクリプト(台本)が用意できるか……字幕・吹替翻訳は、書き起こし・スポッティング(タイムコードの割り付け)・ハコ切り(字幕単位の分割)が済んだスクリプトを前提とする会社が多いです。これらは翻訳とは別の工程です。
  • 翻訳と字幕制作は別の作業……字幕ファイル(SRTなど)の作成、字幕の映像への焼き込み、映像編集は翻訳とは異なります。翻訳会社が担うのは原語から訳文を作る部分で、字幕制作・映像編集は字幕制作会社や映像制作会社が担当することが多いです。
  • 用途と公開範囲……配信・上映・イベント上映・社内試写など、用途によって求められる仕様(文字数制限・表記ルール)が変わります。
  • 修正対応の条件……修正の回数・期間・無料の範囲は会社によって差があります。発注前に確認しておくと、あとで想定外の費用を防げます。
注意

見積もりを比べるときは、翻訳だけの料金か字幕ファイルの作成や焼き込みまで含むかを必ず確認しましょう。
対応範囲が違うと、同じ条件で金額を比べられません。

アニメ翻訳の​費用を​抑える​4つの​コツ

品質を保ちながら費用の見通しを立てるには、いくつかのコツがあります。

  1. スクリプトを整えて渡す

    書き起こし・スポッティングが済んだスクリプトを用意すると、前工程の手間が減り、翻訳に直接進めます。

  2. 複数話・複数言語はまとめて発注する

    1話ずつ別々に頼むより、まとめて発注したほうが進行がスムーズです。
    同じ作品を複数の言語へ訳す場合、単価の割引が用意されている会社もあります。

  3. 必要な言語・媒体を絞る

    配信する地域や言語を先に決めておくと、不要な作業を避けられます。

  4. 納期に余裕を持つ

    放送・配信の予定から逆算して早めに相談すると、短納期の割増を避けられます。

ここがポイント!

前工程(書き起こし・スポッティング)を依頼側で整えておくと、翻訳に必要な範囲がはっきりし、費用の見通しが立てやすくなります。

アニメ翻訳なら​アルス・​トランスレーションズ

アルス・トランスレーションズは、アニメ翻訳をはじめとする芸術・エンターテインメント分野を専門とする翻訳会社です。
脚本・字幕・吹替原稿から、パンフレット・公式サイト・設定資料まで、キャラクターの口調や場面の流れを字幕・吹替それぞれの制約に合わせて訳します。

参考:アルスの​料金例

アルスのアニメ字幕・吹替翻訳は、映像・字幕分野と同じ1分あたりの分単価で計算します(いずれも税抜・目安。
スクリプトの提供を前提とします)。

アルスの字幕・吹替翻訳の単価(1分あたり・税抜・目安)
翻訳タイプ翻訳の方向英語その他の言語
字幕翻訳日本語 → 外国語2,500円/分2,800円/分
外国語 → 日本語2,800円/分3,300円/分
吹替翻訳日本語 → 外国語3,800円/分4,200円/分
外国語 → 日本語3,800円/分4,200円/分

※最低料金は字幕翻訳9,000円・吹替翻訳18,000円(税抜・目安)。字幕は3分以下で最低料金が適用されます。その他の言語はフランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・中国語・韓国語・ポルトガル語が対象です。

尺別では、字幕翻訳(日本語→英語)の料金例は次のとおりです。

アルスのアニメ字幕翻訳の料金例(日本語→英語・税抜・目安)
内容料金目安
短編アニメ1本5分12,500円
テレビアニメ1話分約24分60,000円
1クール相当約100分250,000円
劇場版相当約290分720,000円

※実際の料金は総尺・台詞量・言語ペアで変わります。吹替翻訳は最低料金18,000円(短編1本で38,000円が目安)。パンフレット・公式サイト・設定資料など映像の関連文書は基本単価(10円/文字)で対応します。

アルスのアニメ翻訳には、次のような特徴があります。

  • 二段階の品質管理……各言語の翻訳者が訳文を作成し、経験豊富な統括チームが作品全体の観点から確認します。必要に応じて訳文を英語へ訳し戻し、伝えるべき内容や語り口が保たれているかを確かめます。
  • 修正対応が1年・無制限・訳文の20%まで無料……納品から1年間、訳文全体の20%までであれば回数の制限なく無料で修正します。
  • 見積もり・相談が無料……お見積もり・ご相談・発注前後の打ち合わせ(オンライン/対面)はすべて無料です。
  • 複数言語の同時発注で15%オフ……同じ作品を複数の言語へ翻訳する場合、単価から15%引きになります。

料金の詳細は料金ページ、対応できる作品の範囲はアニメ翻訳の対応分野からご確認いただけます。
依頼前に仕上がりを確かめたい場合は、訳文と訳者解説を無料で届けるサンプル翻訳もご利用いただけます。

制作の​現場から

アニメ翻訳でいちばん気をつかうのは、キャラクターのらしさを最後までそろえることです。
同じ意味の台詞でも、一人称や語尾、決め台詞の言い回しはキャラクターごとに違います。
ここがぶれると印象が変わってしまうので、技名や世界観の固有名詞もふくめて、作品全体で言葉づかいを決めてから訳に入ります。

同じ場面でも、字幕と吹替では訳し方が変わります。
字幕は1秒あたりに表示できる文字数が限られるため、短く言い切る工夫が要ります。
吹替は口の動きに合わせて台詞の長さをそろえるので、言葉の選び方そのものが変わってきます。

こうしたアニメ翻訳ならではの難しさがあるからこそ、アルスでは翻訳者と統括チームが連携し、翻訳の品質を保つことで、作品の魅力を伝えています。

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この記事の要点

  • アニメの字幕・吹替翻訳は1分あたりの単価 × 映像の尺で計算するのが基本。パンフレット等の関連文書は文字単価。
  • 相場の目安は、字幕翻訳で1分あたり約2,000〜5,000円、吹替翻訳で約3,500〜7,500円(翻訳の方向で幅あり)。
  • 字幕は配信・原語重視、吹替は低年齢層・テレビ向け。吹替のほうが料金・納期とも高め・長めになりやすい。
  • 書き起こし・スポッティング・字幕ファイル作成・焼き込みは翻訳とは別の工程。見積もりは対応範囲をそろえて比べましょう。

アルスではアニメの字幕翻訳を1分2,500円〜(日→英・税抜・目安)で対応し、見積もり・相談は無料です。
作品の尺と言語が決まったら、まずはお気軽にご相談ください。

監修
佐藤(統括チーム・編集部)
英語・フランス語翻訳の分野で10年以上の経験

エンターテインメント分野の翻訳を統括。
特にアニメ・漫画分野の翻訳が専門。
日本の作品の魅力を世界中のファンに届けています。

監修体制(統括チームの二段階品質管理)について »

よく​ある​質問

Qアニメ1話の翻訳料金はいくらくらいですか?
映像の尺で変わります。字幕・吹替は1分あたりの単価で計算するのが一般的です。アルスでは、アニメの字幕翻訳で1話(約24分)あたり60,000円前後が目安です(日本語→英語・税抜)。実際の料金は台詞量や言語ペアによって変わります。
Qアニメの字幕翻訳と吹替翻訳で料金は違いますか?
一般に吹替のほうが高くなります。吹替はキャラクターの口の動き(リップシンク)や台詞のテンポに合わせて訳し込むため字幕より工程が多く、1分あたりの単価も最低料金も高めに設定されることが多いためです。
Q1クールや劇場版だと料金はどれくらいになりますか?
尺に応じて変わります。アルスの字幕翻訳の目安(日本語→英語)では、1クール相当(約100分)で250,000円、劇場版相当(約290分)で720,000円ほどです。話数が多い場合はまとめて相談すると見通しが立てやすくなります。
Qスクリプト(台本)がなくてもアニメ翻訳を依頼できますか?
書き起こし・スポッティング(タイムコードの割り付け)・ハコ切り(字幕単位の分割)が済んだスクリプトや原語テキストを前提とする翻訳会社が多いです。これらは翻訳とは別の工程のため、台本がない場合は字幕制作会社などで前工程を整えてから翻訳に進む流れが一般的です。
Q字幕ファイル(SRT)の作成や映像への焼き込みもお願いできますか?
翻訳と、字幕ファイルの作成・映像への焼き込み・映像編集は別の作業です。翻訳会社が担うのは原語から訳文を作る部分で、字幕制作や映像編集は字幕制作会社・映像制作会社が担当することが多いです。アルスでは翻訳が対応範囲で、必要に応じて字幕制作会社を紹介できる場合があります。
Qパンフレットや設定資料、公式サイトの翻訳も頼めますか?
対応しています。パンフレット・公式サイト・設定資料といった映像の関連文書は、分単価ではなく文字数(文字単価)で計算するのが一般的です。アルスでは基本単価(日本語→英語10円/文字・税抜)で承っています。
Qアニメ翻訳の納期はどれくらいかかりますか?
映像の尺と台詞量によって変わります。短い映像は数営業日が目安です。アルスでは字幕翻訳で10分以下なら3〜5営業日、10分を超える場合は5営業日以上を目安としています(いずれも目安で、確定納期は見積もり時に案内)。吹替はリップシンク調整を含むため字幕より長めになることがあります。

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